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AIによるケアプラン作成 人工知能にケアマネ業務が奪われる!?

ここ数年の間に、ロボット技術や人工知能の技術的進歩がすごい勢いで進んでいます。
メジャーどころでは、ペッパーくんやホンダの2足歩行ロボットアシモ
また、自動運転技術や自動ブレーキシステムなど、人の暮らしをサポートする技術革新は驚きの連続です。

そんな中、介護保険サービスのプランを作るケアマネ業務がAI化する方向で新たな動きが始まったようです。

Contents

AI作成のケアプラン、来年度から提供開始へ

機会や人工知能が奪う職業ランキング

2015年の週刊ダイヤモンドで、機械に奪われそうな職業ランキングというものが発表されています。

  1. 小売店販売員
  2. 会計士
  3. 一番事務員
  4. セールスマン
  5. 一般秘書
  6. 飲食カウンター接客係
  7. 商店レジ打ち係や切符販売員
  8. 箱詰め積み降ろしなどの作業員
  9. 帳簿係などの金融取引記録保全員
  10. 大型トラック・ローリー車の運転手
  11. コールセンター案内係
  12. 乗用車・タクシー・バンの運転手
  13. 中央官庁職員など上級公務員
  14. 調理人(料理人の下で働く人)
  15. ビル管理人

2015年のランキングなので若干古いですが・・・

士業と言われる、会計士、税理士、弁護士などもAIに奪われるとも言われています。

今回、ケアプランもAI化が進むということなので、ケアマネ業務もAIによって業務内容がスマート化していうことも考えられます。

http://www.joint-kaigo.com/article-3/pg720.html

介護支援専門員とは

介護支援専門員(かいごしえんせんもんいん)とは、

介護保険制度においてケアマネジメントを実施する有資格者のこと。
要支援・要介護認定者およびその家族からの相談を受け、介護サービスの給付計画(ケアプラン)を作成し、他の介護サービス事業者との連絡、調整等を行う。
介護保険法に基づく名称は介護支援専門員であるが、ケアマネジャー(care manager)とも呼称される。

介護が必要になった時、介護給付計画=ケアプランを作成するのに必ず関わるのが介護支援専門員(ケアマネジャー)です。

ケアマネさんが、ケアプランを作成する手順として、
・利用希望者、家族はどのような介護サービスの希望をするか面接(インテーク)
・どのような介護サービスが必要かを査定(アセスメント)
・介護保険が利用できるようにサービス計画
・個別支援計画を作成(プランニング)
・定期的に評価(モニタリング)

これらを行なっていきます。
AIによるケアプランとは、これをAI(人工知能)が行うということです。

 

AIによるケアプラン作成システム作り始動!

政府系ファンドの産業革新機構と介護大手のセントケア・ホールディングは14日、ケアプランの内容を人工知能(AI)が提案するシステムを手がける新会社「シーディーアイ」を設立したと発表した。
*介護のニュースサイトJOINTより

超高齢化社会へと突き進む日本
高齢者は増えていく中、介護系の職員不足の問題は社会問題にもなっています。

高齢者が増えるとケアマネさんの業務負担も当然増えますね。

ケアプラン作成をAIが行えば、業務負担割合も減ると言う事なんでしょうか…

今回の新会社「シーディーアイ」がAIを開発する目的は、自立支援につながる合理的なケアの実現、ケアマネジャーの負担軽減を売りに展開していくそうです。

日揮やツクイ、社会福祉法人こうほうえんなども出資に加わり、その総額は15億円にのぼる。研究者が立ち上げた米シリコンバレーのActivity Recognition社と事業提携し、精度の高いAIの開発に取り組んでいく。
新会社の岡本茂雄CEOは会見で、「社会を良くするために新たな技術を使っていきたい。
AIで自立支援へのパラダイムシフトを起こす。
給付費の増大や人手不足といった課題の解決に挑戦する」と意欲をみせた。
*介護のニュースサイトJOINTより

出資総額は15億円だそうです。
政府系ファンドの産業革新機構は最大で8億円の出資を行い筆頭株主になるとか。
お国も本腰れてAI化を進めている感じですね。

AIがケアプランを作成するシステムを開発

4月14日のNHK NEWS WEB を見ると、

AIがケアプランを作成するシステムを開発

と、掲載されています。
ベンチャー企業が開発したそうです。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170414/k10010949141000.html

ここにも、ケアプランを作成するケアマネジャーの負担軽減などが目的と記載されています。

14日、開かれた記者会見の中で、ベンチャー企業の担当者は新しいシステムについて、これまでに介護サービスを利用している、およそ3万人分のケアプランを人工知能に学習させ、利用者の健康状態などの項目を入力すると、ケアプランが瞬時に作成されるなどと説明しました。
*NHK NEWS WEBより

AIによるケアプランがどこまで浸透するのか・・・
どこまで利用できるのか・・・

今後も要注目です。

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